リハビリ専門院 整体ラボ悠 の日記
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骨折放置よりも脱臼放置が危険。
2015.06.11
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今日は、デイサービスの見学に来てくれた方への施術を担当しました。
話を聞いていると、昨年に右手を骨折と脱臼して右上肢の可動域不良が顕著でした。
右手の指関節が脱臼していたのにもかかわらず、処置が遅れたことにより、
指の硬直がみられました。
脱臼を放置してしまうと、関節包といって関節を取り巻く袋が破れていた場合に、
治りが悪くなったり、関節の硬縮が起こりやすく元の状態に戻すことが難しくなることが
あります。
骨折の場合は、折れていても動かさないようにしておけばくっつくことが多いのですが、
脱臼(関節が正常位置にない状態)は放置していても完治しないのです。
けっこう突き指などでも痛みが減少したからといって病院でX線などで診てもらわなかったら
実は脱臼で、指が曲がらなくなったという事例もありますので、
皆様気を付けてください。
今回、見学きてくれた方を施術するとなれば、どこまで曲げられるところまで改善できるか
わかりませんが、まずは指の筋肉の緊張をとりながら、関節を緩めていければ
すこしマシにはなるのではないかと考えています。